聞いたことはあるけどなんとなくしか言葉の意味が分からないなんてことはありませんか?今回は洞察力という言葉を深堀するとともに、洞察力の鍛え方をお伝えしたいと思います。
洞察力と観察力の違いとは?
観察力とは表面的に見えている事象を見る力のことです。例えば自分と会話をしている相手の表情やしぐさを見て、相手が自分の話に興味があるのか?理解しているのか?などを察する力。つまり読んで字のごとく「観て、察する、力」ということです。
続いて洞察力とは物事の本質や原因を見極める力のことです。又は見たり聞いたりしたことをさらに深く思考し、なぜそうなのか?という疑問の問題解決能力であるということです。見えていないものまで見通すと力ともいえるでしょう。
「洞」とは「うろ」や「ほらあな」と読み、木の幹の中の空洞や、土や岩をくり抜いたようなものを指します。なので中身をぽっかりと空けて見通すことができる状態を表した漢字です。つまり洞察力とは「表面と中身まで見通し、察する、力」ということです。
上記のことから洞察力とはまず観察して、さらにその先まで見通すということから観察力も内包しているといえます。
洞察力が高いとこんなことが仕事で有利!
- 相手が何を考えているかわかる
- 何が原因になっているのか素早く見つけられる
- トラブルに対して効果的な解決プランを組み立てられる
- 人の見落としがちな特徴を見抜ける
- 未然にトラブルを防げる
洞察力の鍛え方
様々な仕事がありますが、洞察力はあって困らないスキルです。洞察力はいつもより一歩踏み込んで思考することで鍛えることができます。普段の生活の中で実践するだけで効果がある鍛え方をピックアップしたいと思います。
1.人の表情をよく観察する
目は口ほどにものを言うという言葉があるように、本音は表情や目が語っていることがあります。相手の本音や感情はどんなものなのか考察することで表面より深いところにある感情を見つけやすくなるかもしれません。
2.言葉の意味を理解する
言われたことをそのまま実行しているだけではなく、なぜ?と疑問を持つことが大切です。なぜ今こう言われたのか?どんな理由があったのかなどを考えることで物事の本質に近づけるかもしれません。
3.いろんなことに興味を持ちチャレンジする
洞察力は自分の過去の経験や知識から答えを導くので、いろんなことに興味関心を持ち、知識を学ぶことでより正確に答えに近づけるようになります。何事も全力で楽しみ、わからないことをわからないままにせず
4.常に情報を仕入れる癖を見つける
新聞を読んだりニュースアプリを見るなどして新しい情報を仕入れることで、洞察力の地盤を盤石なものにすることができます。さまざまなことを知っているということは、それだけ沢山の角度から物事を見れるということです。ここで注意しなければいけないのは、例えば誰かのスピーチをなどを鵜呑みにしてしまうことです。「こんな考え方もあるんだな」ぐらいにとどめておくことが大切です。そこから発展して自分ならこう考える。または状況が違う人ならどう受け取るか?など考える癖をつけるといいかもしれません。
まとめ
今は情報があふれていて、一つの事柄にもいろんな角度からの情報に触れることが容易な時代です。多くの情報に触れること、多くの体験をすること、多くの視点に立って物事を見ること、これらができればおのずとベストな答えに近づけるはずです。
また、洞察力を鍛えるということは常に新しい刺激にあふれた日常を送れる一歩になります。
いろんなことにチャレンジすることはものすごくエネルギーを使いますが、一歩踏みだせばきっと人生は明るいほうに向かっていきます。
もし一つでも実践できそうなものがあれば、まずはやってみることをお勧めしますよ!
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